低用量ピルと中用量ピルの違い
卵胞ホルモンが多いと吐き気や頭痛、血栓症のリスクが高まります。
当院で扱っている低用量ピル
内容
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価格(税込)
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備考
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第一世代 | オーソM | ※販売終了 | |
シンフェーズ28 | 2200円 | ||
第二世代 | アンジュ21 | 2200円 | |
アンジュ28 | 2200円 | ||
トリキュラー21 | 2300円 | ||
トリキュラー28 | 2300円 | ||
ラベルフィーユ21 | 2200円 | ||
ラベルフィーユ28 | 2200円 | ||
第三世代 | マーベロン21 | 2300円 | |
マーベロン28 | 2300円 | ||
ファボワール21 | 2200円 | ||
ファボワール28 | 2200円 |
生理痛の緩和と精神的安定に効果的な【オーソM】
持田製薬特徴
・生理量の減少・・月経痛の緩和、貧血の改善
・精神的な安定・・PMS(月経前症候群)の治療
・子宮内膜症の治療効果も期待できる同じ成分のルナベルLDは月経困難症の治療薬として健康保険が適応されます.
このピルの特徴は実薬の後半でホルモン量が低下することです。
ルナベルLD
オーソMと同じ成分でできています。
[詳しくは]
ルナベルULD
ULDとはultra low dose(超低用量)の意味です。ルナベルLD(オーソMと同じ成分)は卵胞ホルモン(エチニルエストラジオール)が1錠当たり35μgに対してULDは20μgと減量されています。
その為に、卵胞ホルモンが原因と思われる嘔気の副作用が起きにくい印象があります。
卵胞ホルモンが低いことで血栓症も起きにくいと考えられます。しかし、血栓症じたい発生頻度が非常に低いため、今後多くの服用症例の蓄積がなければ本当の有用性についてのコメントはできないと思います。
理論的にはLDよりも
ファボワール21
ようやく
ファボワール28
マーベロン21
大人ニキビに効果の高い”マーベロン28”
日本で発売が遅れた理由!世界的に発売当初はコレステロールが上昇気味の軽度の服用リスクのあるような服用希望の婦人に対して好まれて処方されるようになりました。当然、血栓症のリスク群を中心に処方する傾向になってしまい、安全と考えられたにも関わらず、逆に血栓症の発生率が他の低用量ピルよりも多い結果となってしまいました。当時の医学統計解析の未熟さから、血栓症を好発する薬剤として多くの国で発売中止や停止の処分が下されてしまいました。
ラベルフィーユ21
ラベルフィーユ28
トライディオール21
トライディオール28
アンジュ21
このタイプのピルが日本では最も発売されています。
このピルの特徴は
サイクルコントロールが良いことです。
つまり不正出血がどのタイプのピルよりも頻度が少なく、また休薬期(実薬を服用していない時期)に月経様の性器出血が必ず起こり、この不正出血が起こることで避妊効果を確認で
きます。安心できると言うことになります。
しかし、ある程度の量の月経様の出血が起こるため、貧血の原因となる過多月経の改善や月経痛の改善効果は他のピルに比べて弱い、向かないと思われます。また、配合されている黄体ホルモンとしてレボノルゲステロルが使用されており、排卵抑制作用は十二分ありますが、男性ホルモン作用が少しあり、これが原因で服用1ー2ヶ月間は大人ニキビの原因となる場合があります。
これも服用3ヶ月頃より配合されている卵胞ホルモンの影響で自身の男性ホルモンの活性を下げる効果が勝る為、大人ニキビは減少し、むしろ治療効果も期待できます。